訴訟で勝つためには、①証拠や事実関係といった「素材」を発見し取捨選択する、②その「素材」をもとに最良の法律構成を組み立てる、③構築した法律構成に基づいて主張を論理的かつ分かりやすく展開する、という3つの能力が必要であると考えております。もちろん、関連する法律の解釈論や裁判例に精通していることは当然必要になりますが、訴訟の帰趨を決するのはむしろ上記の3つの能力であり、単にある専門分野に詳しいかどうかという価値基準が当てはまらないのがこの分野の特徴です。これらの能力は、単なる知識ではないノウハウの部類に属するものであることから、一朝一夕に身に付くものではなく、様々な分野の多種多様な訴訟を経験することでしか向上しません。また、紛争解決の方法には、訴訟だけでなく、交渉や調停、仲裁による解決を求める選択もあり、案件に応じて最適な手段を選択する必要があります。
当事務所では、国内外を問わず、訴訟・仲裁・調停等の手続、さらにはそれらの手続に至る前の当事者間の紛争について、多くの経験を有しております。訴額が数十億円を超えるような大規模事件や高い専門性を必要とする難解な訴訟に特に強く、判例分析や緻密な論理構成、効果的な証人尋問、裁判所に分かりやすい主張立証の組み立てで、大半の事件で有利な解決を獲得してきました。また、紛争解決に関する豊富な経験を背景として、時に仮差押え等の手段も駆使し、訴訟移行前や訴えを提起された直後に交渉で迅速に紛争を最善の結果で解決したケースも数多くあります。当事務所は、このような経験豊富な弁護士が、直接、主体的に担当して解決に全力を尽くします。
当事務所は、以下のような幅広い紛争類型について、訴訟、仮処分の豊富な経験を有しております。